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小笠原周

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2024.07.27-2024.09.08

13:00-19:00

1985らへん

この度、VOU bldg. / 棒ビル 1Fギャラリースペースにて、小笠原周「1985らへん」を開催します。これまで幼少時代よりマンガに影響を受けた小笠原は、旧京都造形芸術大学にて彫刻を学び、学部卒業後も一貫して彫刻と向き合ってきました。また個人の制作・ 発表だけに限らず、2014年には立体物のための共同スタジオ・山中suplexを立ち上げ、さらに「ゲンビどこでも企画公募2018」展での五十嵐太郎賞(2018年)や、尼崎市文化未来奨励賞(2018年)、さらに彫刻自体を再考する自主的な取り組みとして、「問題のシンボライズ ー彫刻・身体・男性性ー」展(2023年)、「おまえのための///」展(2024年)の企画・実施など(熊谷卓哉、米村優人との共同)、活動の幅をますます拡張しています。そのような多岐に渡る「彫刻へのアプローチ」を踏まえ、本展では作品それぞれが100kgを超える大型のレリーフ彫刻を扱います。 これまで《ピエタ》(2022年)や《夫婦》(2022年)によって試みられてきたレリーフ形式への再着目は、スマートフォンで撮影された小笠原と同じく1985年生まれの友人たち(=京都ゆかりの身近なアーティスト)を主題とすることを通して、「社会的には表象不要なものの表象」かつ「無用のものとしての彫刻」(千葉真智子評)という方向性をさらに押し進めることになります。小笠原が長年に渡る試行錯誤を経て生み出した、平面的・日本的な漫画表現と、立体的・西洋的な彫刻の折衷点としての肖像レリーフをぜひともご覧ください。

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